新幹線eチケットサービスの開始に伴って値上げ!?それとも値下げ!?
3月13日をもってモバイルSuica特急券のサービスを終了するとモバイルSuica特急券購入画面に表示が出るようになった。
代替システム「新幹線eチケットサービス」に移行されるからだ。
チケット取得の利便性については使うアプリが変わるだけなのでそんなに変わらないといった印象を持った。
新サービスの使い方は以下リンクから確認出来るので見たい人は見て欲しい。
えきねっと(JR東日本)|JR券申込 新幹線eチケットご利用ガイドトップ
しかし、私がお話したいのはそこではない。
私が良く利用する東京⇄高崎間の価格を例にご説明したい。
値上げ!?
既存システムである、モバイルSuica特急券では、4,290円
新サービスの価格は、4,820円
こんな短い区間で530円の値上げでは往復すると1,060円にもなり駅弁を1つ買える値上げになってしまっている。
しかし、安く買える方法があるのが今回の新サービスの特徴である。
本当は値下げ!?
新サービスからは「お先にトクだ値」のサービスを利用することが出来る。
もともと4,290円の切符がなんと3,120円で買えるではないか。どうすれば安く買えるのか説明していこう。
事前に買うことで安く買うことができるサービス
前日までに買っておくと15%オフ
そして、13日前に買っておけば35%オフになるというのだ。
前日に買った場合の15%オフであっても東京⇄高崎間は4,090円となり、今までよりも安く買うことができる。
実際どうなんだろ
旅行者はお得
旅行者にとっては事前に往復切符を買っておくことで35%オフというとても大きな特典を得ることができる。
出張は高く付く
今回も東京⇄高崎間を例に取る。
往路は事前に買っておくことで4,090円で買うことが出来るが、客先と打ち合わせなんかが入っていると復路を事前に買っておくなんてことはありえない。
以前は4,290円×2=8,580円ですんでいた価格が
新サービスを利用することによって4,090円+4,820円=8,910円となってしまう。
結果として往復で330円の値上げになってしまっている。
思うところ
ビジネス利用者は会社負担や経費での処理となるため文句を言う人があまり出ないことが予測される。
旅行者よりビジネス利用のが多いであろう新幹線利用では、総合的に儲かるシステムに変更したのである。
しかし悪いところだけではなく、事前に購入することで東京⇄金沢間を1万円切る価格となるシステム変更されたことにはとても良い。
今回のシステム変更はビジネス利用者から旅行者への還元サービスであると同時に情報弱者からの利益向上システムと結論付けたい。